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娘を失った父 被告は命をもって償ってほしい

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11月29日、京アニ放火事件で殺人罪に問われる青葉真司被告の公判が開かれ、娘を失った父親が被告に対して命をもって罪を償ってほしいと訴えました。


身内を殺された御遺族さまの気持ちはもっともなことですし、怒りのやり場は他にありません。 しかし、命で償ってもらったところで殺された人は帰って来ないのです。 勝手な考えだと言われるかも知れないけど、亡くなった人に意識があるのなら極刑の復讐を喜ぶとは思えないのですが・・・。

わたしは常々、死刑制度は野蛮な制度であり廃止すべきだと思っています。 日本の場合は囚人を遊ばせているわけではないのですし、生きていたほうが実質的に社会への償いも出来るんです。 死刑制度は犯罪の抑止効果が無かったことも死刑を廃止した欧州の例から明らかだと思います。

数年前にロンドン橋で起きた社会復帰プログラムイベントでの殺人事件で、被害者の遺族は厳罰を望んでいないことが報道されていました。 被害者は犯罪者を支援していた人物たちであり、処罰ではなく救済を望んでいる筈だというのがその理由です。
わたしは被害者と御家族に感銘を受けたものです。