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平和学のヨハン・ガルトゥング氏

https://www.tokyo-np.co.jp/article/310467
積極的平和論を提唱したノルウェーの ヨハン・ガルトゥング氏が 2月17日にお亡くなりになっていたとのことでした。
ガルトゥング氏は九歳の時に、ナチス占領下で抵抗運動に参加していた父親が逮捕されるのを目の当りにします。 これが原点となって、平和について深く考えるようになりました。


積極的平和という言葉は日本人ならよく耳にした言葉です。
安倍元首相が積極的平和主義を唱えて武力による平和を促していたからですが、ガルトゥング氏はこれを強く批判します。 言葉は似ていますがガルトゥング氏の唱える平和主義は安倍さんのようなインチキ平和ではないからです。
ガルトゥング氏の積極的平和は実際の戦争は勿論のこと、差別や貧困などの構造的な暴力をも含めて広義に渡る平和を促す理論だったからです。

このブログで安倍元首相を馬鹿だと揶揄していたのは、安倍さんの主張に協調というものが無いからなんです。
積極的平和という言葉を利用して得意気に語っていた態度にはウンザリさせられていましたが、戦争は理由がどうあれ、その結末は、憎しみが憎しみを呼び、それが子供、孫にも受け継がれ、数十年、数百年、数千年も続きます。

武力による平和は絶対にあり得ません。 もしも出来るとしたら、それは今現在、イスラエルによってガザで行われているような民族の根絶以外にないと思います。
そんなことが許されて良い筈はありません。

内閣支持率 過去最低の16.9%

https://sp.m.jiji.com/article/show/3166498
時事通信さんの世論調査で、不支持率は60.4%、支持率 16.9%という結果です。


いわゆる危険水域が 7か月も続いているのに、岸田さんが今でも首相をお続けなさってられるのは野党勢力があまりにも弱いからでしょう。 安倍元首相と並ぶほどの過去最悪の首相ですが、この人も安倍さん同様に良い時期に首相になったと言うことかも知れません。
いましばらくは、この男の手中に国民の運命が握られることになりそうです。

しかし、驚嘆すべきなのは馬鹿が実権を握っているということではありません。 わたしがいつも不可思議に思うのは、最悪の筈なのに支持率がけっこう高いことなんです。 今回の調査でも、16.9% もあるというのが普通でありません。 

香港警察 周庭氏を指名手配

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM06CDT0W4A200C2000000/
6日、香港警察はカナダに滞在中の民主活動家の周庭氏を指名手配しました。
周庭氏は、国家安全維持法違反の容疑で逮捕され、保釈はされましたが、警察に定期的に出頭する義務があったのを怠ったからと思われます。


ええと、周庭さんは中国に連れて行かれ、保釈の条件として中国共産党の宣伝のために協力させられたり、悔い改めの文や香港警察への感謝文を書かされたりしていたと公表していました。 中国や香港にとっては、周庭さんは反逆者の何ものでもありません。 それを公表した後で警察に出頭するなんて出来ませんので、最初から戻るつもりもなくカナダに渡ったのでしょう。

危険が付き纏う人生になってしまいましたが、彼女の民主活動は結果的に意味があったのでしょうか? 
・・・ふ~む。
民主主義の主張という意味では意義がありましたので考え方次第となります。

香港は、中共化に反対する人に対して、こういうことをするようになったのです。